菊地雅章 / East Wind

イースト・ウィンドという日本のレーベルは、1970年代後半へ向けてのジャズを象徴するかのように設立された。まさしく、日本からのジャズの発信であり、富樫雅彦、菊地雅章、日野皓正といった世界に通用するミュージシャンを揃えた。このアルバムは、その第1弾。

ライナーノーツによると、本作のメンバーで、1974年6月6日から7月10日まで全国ツアーを24回やり、その合間である6月23日にスタジオ録音したが、菊地は音質に満足せず、7月3日に録り直したとある。新しいレーベルだけに、音に拘ろうとしたのは分かるのだが、第1弾はライブアルバムで花火を打ち上げて欲しかった。

1. East Wind
2. Green Dance

峰厚介 - tenor saxophone
日野晧正 - trumpet
菊地雅章 - piano
Juini Booth - bass
Eric Gravatt - drums

Recorded on July 3, 1974 at Victor Studio, Tokyo.

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