Freddie Hubbard / Open Sesame

1960年6月録音のフレディ・ハバードの初リーダーアルバム。22歳。セッションに参加したマッコイ・タイナーは21歳。マッコイがアルバムInceptionを録音するのは62年1月なので、楽器は違うもののマッコイは一歩出遅れた。フレディがすでに自分のスタイルを築きつつあるものの、ここではマッコイ節は一切出て来ない。

むしろ、このアルバムで重要な存在は、この時点で28歳のティナ・ブルックス。ティナのテナーサックスがフレディのトランペットを見事に支えている。そして、タイトル曲Open SesameとGypsy Blueを提供。この2曲がアルバム全体をブルージーな雰囲気にしている。しかし、ティナとフレディのディスコグラフィーを見ると、二人ともこれらの曲を二度と演奏していない。呪文Open Sesame(開けゴマ)は、一度だけということだろうか。

1. Open Sesame
2. But Beautiful
3. Gypsy Blue
4. All Or Nothing At All
5. One Mint Julep
6. Hub's Nub
7. Open Sesame [alternate take]
8. Gypsy Blue [alternate take]

Freddie Hubbard - trumpet
Tina Brooks - tenor saxophone
McCoy Tyner - piano
Sam Jones - bass
Clifford Jarvis - drums

Recorded on June 19, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

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