1曲目のジョン・ルイス作Djangoで、本アルバムの全てを語ってしまった感がある。あとに続く9曲には、これと言ったメリハリがある訳でなく、ゆったりと流れ過ぎて行く。
ジョー・パスとジョン・ピサノによるギター2本、そしてベースとドラムという構成で、ピサノはバッキングに専念。一曲一曲は見事な演奏なのだが、ギター同士の駆け引きなどはなく、アルバム全体を単調なものにしてしまっている。名演は必ずしも名盤にならないという見本。
1. Django
2. Rosetta
3. Nuages
4. For Django
5. Night And Day
6. Fleur D'Ennui
7. Insensiblement
8. Cavalerie
9. Django's Castle
10. Limehouse Blues
Joe Pass - guitar
John Pisano - guitar
Jim Hughart - bass
Colin Bailey - drums
Recorded on October 20, 1964 in NYC.