ディスコグラフィーを調べると、2日間のコペンハーゲンでのライブ演奏が、その順番でほぼCDに収められているようだ。そのため、ライブが徐々に熱くなってくる様子がよく分かる。
トラック4と8を除いて、グリフィンのオリジナル。どれも佳作ながら、これぞという曲は無し。ただし、6曲目のBlues For Harveyが終わると、グリフィンの声だろう、"Harvey!!"と叫んでいるのが聴こえる。その意味するところは…。ジャケット裏の写真に答えがあった。Griffin with Harvey Sand - his favourite Danish bartender from the Montmartre Jazzhus in Copenhagen.(グリフィンのお気に入りのバーテンダーであるハービー・サンド)。Little Giantのニックネームを持つグリフィンと、太っちょハービーのツーショット。しかも、葉巻を加えたハービーの左手にはボトル。グリフィンが右手に持つのは何か分からないが、とにかくご機嫌な二人が本作の出来をよく表している。
1. That Party Upstairs
2. Alone Again
3. Sound Track Blues
4. Theme
5. Soft And Furry
6. Blues For Harvey
7. Rhythm-A-Ning / Theme
Johnny Griffin - tenor saxophone
Kenny Drew - piano
Mads Vinding - bass
Ed Thigpen - drums
Recorded on July 4 & 5, 1973 at Jazzhus Montmartre, Copenhagen, Denmark.