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1979年4月16日の中野サンプラザでのライブ演奏が、時を越えて2012年7月にリリース。なので、Sleeperというタイトル。この録音があった頃、中野に住んでいながらキースのライブは知らなかった。大学4年になって、卒論とジャズ研、そして就職という面倒なことに悩み始めていた頃。もちろん、金もなかった。
何故に、30年以上も音源を眠らせていたのか。一切の欠点が見つからないアルバム。ECMのManfred Eicher(マンフレート・アイヒャー)のやりかただろう。音楽をビジネスにする。それは正しい。それだけではなく、その時代の音楽を発信していく使命をレーベルは持っている。それをないがしろしてきたアイヒャーは極めて怪しい人物。ジャズを自分の手玉にしてきた男だ。アイヒャーによって道を切り開いたキース。アイヒャーによって道を閉ざされたキース。
Disc 1
1. Personal Mountains
2. Innocence
3. So Tender
Disc 2
1. Oasis
2. Chant Of The Soil
3. Prism
4. New Dance
Keith Jarrett - piano, percussion
Jan Garbarek - tenor saxophone, soprano saxophone, flute, percussion
Palle Danielsson - double bass
Jon Christensen - drums, percussion
Recorded on April 16, 1979 at Nakano Sun Plaza, Tokyo.
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