キース・ジャレットは、1975年10月10日から12日までの3日間で、アルバムMysteriesとShadesを録音。インパルスは2枚組とはせず、どちらも1976年にリリース。以前は、この2枚がカップリングされ893円で販売されていた。何というか、バナナのたたき売り状態。
キースのアルバムの中では、隅に追いやられている感があるが、彼の本質をここでは捉えることができる。それは、ブルースに根差していないということ。ジャズの一つの本質は循環するブルース。キースはそこに立っていないのだ。このアルバムで、それが良く分かる。ジャズの視点で見れば、「影」の部分を演じてきたキースと言える。
1. Shades Of Jazz
2. Southern Smiles
3. Rose Petals
4. Diatribe
Keith Jarrett - piano, percussion
Dewey Redman - tenor saxophone, maracas, tambourine
Charlie Haden - bass
Paul Motian - drums, percussion
Guilherme Franco - percussion
Recorded on December 10, 11 & 12, 1975 at Generation Sound Studios, NYC.