カタログ上はフリューゲルホーンのケニー・ホイーラー名義のアルバム。ただ、自分の中ではキースのアルバムである。1975年1月24日録音『ケルン・コンサート』の5ヶ月後リリースされたアルバムなので、キース名義で管理すると彼の変化を捉えやすい。
完璧なECMサウンド。それだけに、彼らは自分達のやりたい音楽をやっていたのかと、ふと疑問に思う。やらされていた部分はなかったのかと。特に、キースやデジョネットは、もっと自由に表現したかったはずと感じてしまうのだ。ところで、Gnu Highが何を意味しているのか、未だにわからない。1983年9月に発表されたフリーソフトウェア・プロジェクトGNUと無関係なことは確か。
1. Heyoke
2. Smatter
3. Gnu Suite
Kenny Wheeler - flugelhorn
Keith Jarrett - piano
Dave Holland - bass
Jack DeJohnette - drums
Recorded in June 1975 at Generation Sound Studios, NYC.