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キース・ジャレットの初リーダーアルバム。チャーリー・ヘイデンのベース、ポール・モチアンのドラムという強力な布陣。そして、コール・ポーター作Everything I Love以外は全てキースのオリジナルで録音に臨んだ。ジャズ・メッセンジャーズ、チャールス・ロイド・グループでの実績があったものの、リーダーとして初めてアルバムを作ることに気負いはあったのだろう。
残念ながら、全体として統一感に欠けている。フリー的なアプローチとモダンジャズを系統するアプローチ。迷いがあったのか、どんなスタイルでも演奏できることを示したかったのか。タイトル曲、そしてジャケットのように、人生は常に右か左かの分かれ道(出口)に立たされる。キースは、自分がそんな状態にあることを伝えようとしたのではないだろうか。
1. Lisbon Stomp
2. Love No.1
3. Love No.2
4. Everything I Love
5. Margot
6. Long Time Gone (But Not Withdrawn)
7. Life Between The Exit Signs
8. Church Dreams
Keith Jarrett - piano
Charlie Haden - bass
Paul Motian - drums
Recorded on May 4, 1967 at Atlantic Recording Studios, NYC.
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