「落葉」で始まり「祭りのあと」で閉めているアルバム。残りの9曲は、その後のライブなどでは唄われていない。「俺を許してくれ」のみが、アルバム「18時開演」で再演。アルバムタイトルは、拓郎の身長。どうにもこうにも拓郎らしい曲作りができなかった時代。
考えようによっては、1980年終わりは「主題」がなかった時代でもある。フォークというジャンルから出てきたアーティストは、迷走せざるを得なかった。なので、「落葉」で始まり「祭りのあと」で閉めるしかなかったのだろう。それでも、アルバムを出さなければならないという、ある意味での悲しさ。ジャケットの拓郎の表情がそれを物語っている。
1. 落陽
2. 星の鈴
3. 車を降りた瞬間から
4. 俺を許してくれ
5. 30年前のフィクション
6. しのび逢い
7. 妄想
8. 憂鬱な夜の殺し方
9. 光る石
10. はからずも、あ
11. 祭りのあと
発売 1990年1月10日