World Saxophone Quartet / W.S.Q.

ジャズの世界でよく使われる言葉。インタープレイ。いろいろな訳し方があると思うが、単純に「会話」と言ってもいいだろう。ピアノ、ベース、ドラム、管楽器などの異なる楽器での会話が一般的である。だが、ここでの会話はサックス(クラリネットを含む)同士の4人での会話。

アルバムPoint Of No Return(1977年6月ライブ録音)、Steppin'(78年12月録音)に続く、WSQ(ワールド・サキソフォン・カルテット)の3枚目のアルバム。これらを順番に聴くと、明らかに会話が饒舌になってきている。互いの手癖が分かって来たからだろう。さらに、前作Steppin'に入れていたフルートを外したことで、重厚感も増している。残念なのはタイトル。グループ名の略語では芸がない。

1. Sundance
2. Plain Song
3. Connections
4. W.S.Q.
5. Pillars Latino
6. Suite Music
7. Sound Light
8. Fast Life

David Murray - tenor saxophone, bass clarinet
Julius Hemphill - alto saxophone, soprano saxophone
Oliver Lake - alto saxophone, tenor saxophone, soprano saxophone
Hamiet Bluiett - baritone saxophone, alto clarinet

Recorded in March 1980 at Sound Height Studio, Brooklyn, N.Y.

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