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富樫と加古のデュオ。非常に高いに緊張感が漂い、いわゆるインタープレイなどと言う言葉では片づけられない。太鼓から発せられる一つのパルス、ピアノの鍵盤から弾かれる一音。もし、この録音に立ち会っていたら、自分は凍り付いていたのではないだろうか。二人は一瞬の隙を見せないし、聴き手に一瞬の隙も与えてくれない。
ラスト曲、加古の作品によるSpring Will Comeで、ようやく聴き手を解放してくれる。「自分たちのジャズを最後まで聞いてくれてありがとう」というメッセージのようにも思えてくる。
1. Valencia
2. How Are You
3. Snow Night
4. Blast
5. Spring Will Come
加古隆 - piano
富樫雅彦 - percussion
録音 1980年1月22, 23日 / 東京音響ハウス
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