高田渡 / 高田渡・五つの赤い風船

URC(アングラ・レコード・クラブ)が1969年2月に設立され、その第一回配布レコード。A面がスタジオライブの高田渡(ディレクター:高石友也)、B面が五つの赤い風船(ディレクター:加藤和彦)。アルバムタイトルが明確に設定されていなかったので、当時は「渡と風船」のレコードと呼んでいた。CDは2002年9月にURC復刻シリーズ第一回としてリリース。

注目は、高田渡の「自衛隊に入ろう」。防衛庁(現防衛省)から自衛隊のPRソングとしての申し出があった。その後、逆説的な歌であることを知り申し出の断りがあり、さらには放送禁止歌となった。風船に関しては、その後の活動の原点がここにはあり、すでに完成度の高いグループであったことが分かる。改めて録音データを確認したところ、1968年11月13日(水)に同じスタジオで渡と風船が録音している。渡はライブなので、昼間に風船、夜は渡だったのだろう。

1. 事だよ
2. 現代的だわね
3. 自衛隊に入ろう
4. ブラブラ節
5. しらみの旅
6. あきらめ節
7. 冷やそうよ
8. テーマ(オープニング)
9. 恋は風に乗って
10. 二人は
11. 遠い世界に
12. 血まみれの鳩
13. もしもボクの背中に羽根が生えてたら
14. 一つの言葉
15. 遠い空の彼方に
16. テーマ(エンディング)

Tracks 1 - 7
高田渡
録音 1968年11月13日(毎日放送千里丘第1スタジオ)

Tracks 8 - 16
五つの赤い風船(西岡たかし、藤原秀子、中川イサト、長野隆)
録音 1968年11月13日, 1968年11月26日, 1969年1月3日(毎日放送千里丘第1スタジオ)

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