このアルバムを購入するまで、"+2"というアルバムタイトルを完全に誤解していた。LPでは単純にSarahというタイトルで、CD化でボーナストラックが、2曲追加されたと勝手に思い込んでいたのだ。本作を手にして、"+2"はギターとベースを示していることが分かった。サラの歌声をしっかりサポートした二人に対しては、失礼なタイトルである。以下は、CD帯による解説。
「61年の〈アフター・アワーズ〉が素晴らしい内容だったので、続編のような形で制作されたのが、ギタリストがバーニー・ケッセル、ベースがジョー・コンフォードに替わっての本アルバム。深いエモーションと絶妙なイントネーションとともに、サラはスタンダード曲を中心に見事な表情で歌いこなす。シンプルな編成をもったアルバムとして、前作と双璧をなす一作。絶頂期のサラ・ヴォーンの凄さをひしひしと感じさせるものになっている」。タイトルについては一切触れていない。
1. Just In Time
2. When Sunny Gets Blue
3. All I Do Is Dream Of You
4. I Understand
5. Goodnight Sweetheart
6. Baby, Won't You Please Come Home
7. When Lights Are Low
8. Key Largo
9. Just Squeeze Me
10. All Or Nothing At All
11. The Very Thought Of You
Sarah Vaughan - vocal
Barney Kessel - guitar
Joe Comfort - double bass
Recorded on August 7 & 8, 1962 at United Recorders, Los Angeles, CA.