Paul Bley / Touching

ポール・ブレイのピアノを言葉で表すのは非常に難しい。言葉が浮かんでこない。ピアノトリオである。それは単に楽器編成のこと。ベースが楽曲の流れを作り、ドラムがリズムを刻んで、ピアノが旋律を奏でるという典型的なトリオでは決してない。では、三位一体かと言うと、そういうフォーメーションも取っていない。

ドラムが激しいリズムを刻んでも、ポールはそれに乗ってこない。自分の感情のままピアノを弾いている感じを受ける。ならば、なぜトリオで演奏するのだろうか。たぶん、ポールは言うだろう。「一人じゃつまらないから」と。

1. Start
2. Touching
3. Pablo
4. Both
5. Mazatalan
6. Cartoon
7. Closer

Paul Bley - piano
Kent Carter - bass
Barry Altschul - drums

Recorded on November 5, 1965 in Copenhagen, Denmark.

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