McCoy Tyner / Supertrios

タイトル通り複数(2つ)のトリオで構成されたアルバム。発売当時は2枚組LPだったが、CD化で1枚に集約。録音データから分かるように、ベースとドラムの2組は豪華メンバーで、それぞれ2日連続のセッション。主役のマッコイは4日連続で臨んだ。1970年代後半のジャズ界はマッコイの時代だった。外へ外へと発散していくマッコイのピアノ。そして、重量級のピアノトリオ。プロデューサーはオリン・キープニュース。

ジャケットに写ったマッコイは、「強力なメンバーを用意してくれたので、不自由なく演奏できたよ」と言っている感じだ。ところがである。本作から5ヶ月後にアルバムInner Voicesを録音。大胆にも男女混声コーラスを取り入れた。何となくコマーシャルリズムに乗りかかって来たマッコイ。本作を境にして、徐々に焦点が定まらなくなってきたのだ。

1. Wave
2. Blues On The Corner
3. I Mean You
4. The Greeting
5. Prelude To A Kiss
6. Moment's Notice
7. Hymn-Song
8. Consensus
9. Four By Five
10. Stella By Starlight
11. Lush Life
12. Blues For Ball

Tracks 1 - 6
McCoy Tyner - piano
Ron Carter - bass (except track 3)
Tony Williams - drums (except track 5)
Recorded on April 9 & 10, 1977 at Fantasy Studios, Berkeley, CA.

Tracks 7 - 12
McCoy Tyner - piano
Eddie Gomez - bass
Jack DeJohnette - drums
Recorded on April 11 & 12, 1977 at Fantasy Studios, Berkeley, CA.

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