McCoy Tyner / Focal Point

マッコイの最高傑作Fly With The Windから半年後の録音。プロデューサーは、どちらもオリン・キープニュースで同じスタジオでの録音。まさしくFly With The Windの追い風に乗って制作したアルバム。メンバーを一新し小編成にして新たな境地を示そうと臨んだのだろうが、わずか半年の間では構想が不十分。キープニュースに甘さがあったと言わざるを得ない。

1972年のSaharaから始まったマッコイの快進撃は、このFocal Pointで幕を閉じた。78年のライブアルバムThe Greetingで一度息を吹き返したと思ったが、それまで。キープニュースの手腕によって、マッコイはジャズピアニストのトップの位置に躍り出たが、キープニュースに頼り過ぎたマッコイにも甘さがあった。

1. Mes Trois Fils
2. Parody
3. Indo-Serenade
4. Mode For Dulcimer
5. Departure
6. Theme For Nana

Joe Ford - alto saxophone, soprano saxophone, flute
Gary Bartz - alto saxophone, soprano saxophone, clarinet
Ron Bridgewater - tenor saxophone, soprano saxophone
McCoy Tyner - piano, dulcimer (track 4)
Charles Fambrough - bass
Eric Gravatt - drums
Guilherme Franco - conga, tabla, percussion

Recorded on August 4, 5, 6 & 7, 1976 at Fantasy Studios, Berkeley, CA.

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