Lester Young / The Jazz Giants '56

スイング。この言葉は死語に近いような感じがしている。ジャズに限らず、音楽を語るときには盛りだくさんの形容詞で表現するしかない。そんなとき「スイング」は使いやすいけれど、それに当てはまるアルバムが直ぐには出てこない。そんな中で、ふと思い出せるアルバムの一つ。この録音の翌日、レスター・ヤングとリズムセクションを残してアルバムPRES and TEDDYが録音されている。

CDの帯にはこうある。「レスター・ヤングを筆頭に、中間派の巨匠が一堂に会した豪華セッション。寛いだ雰囲気の中で個性あふれる演奏を繰り広げる、ジャズ史に残る最高のジャム」。2018年12月発売のCDで、最近ではほとんど使われなくなった「中間派」という表現を用いている。LP時代のキャッチコピーを引用したのだろう。LPはモノトーンで切り絵的なジャケットで、演奏内容以上にそれに愛着を感じていたが、CDでは普通のスナップ写真になってしまった。残念。

1. I Guess I'll Have To Change My Plans
2. I Didn't Know What Time It Was
3. Gigantic Blues
4. This Year's Kisses
5. You Can Depend On Me

Lester Young - tenor saxophone
Roy Eldridge - trumpet
Vic Dickenson - trombone
Freddie Green - guitar
Teddy Wilson - piano
Gene Ramey - bass
Jo Jones - drums

Recorded on January 12, 1956 at Fine Sound Studios, NYC.

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