アルバムタイトルのRealが意味するところは。リー・コニッツ自身が、ライブ演奏を録音することを決め、そして編集作業まで行ったアルバムだから。ライブ演奏なのに、いきなりアドリブから始まったり、テーマで終わらなかったり、フェイドアウトしたりと、かなり独断的な作りになっているアルバム。
このアルバムに対する世の中の評価は知らないが、BGM的に聴けば良いと思う。真剣に聴いていて、プツリと曲が終わってしまうとフラストレーションが残るだけである。演奏内容は決して悪くない。だが、ジャケットを見ていると「もっと真剣にアルバム作れよ!」言いたくなる。C級に近いB級ジャズ。
1. Straightaway
2. Foolin' Myself
3. You Go To My Head
4. My Melancholy Baby
5. Pennies In Minor
6. Sweet And Lovely
7. Easy Livin'
8. Midway
Lee Konitz - alto saxophone
Don Ferrara - trumpet (tracks 5,6)
Billy Bauer - guitar
Peter Ind - bass
Dick Scott - drums
Recorded on February 15, 1957 at The Midway Lounge, Pittsburgh.