Lee Konitz / Inside Hi-Fi

CD帯から。「クール・ジャズの創始者トリスターノ門下の筆頭格コニッツが、アトランティックに残した初期の代表作。ピアノレス・カルテットで冴える切れ味鋭いアルトサックスをはじめ、テナーサックスを吹いたトラックも収録した貴重盤」。間違いはないけれど、誤解される文。ピアノレスではなく、ギタートリオとピアノトリオをバックにした2つのセッションを収録。全8曲中、5曲がテナーで残りがアルト。

それにしても、なぜにタイトルにHi-Fiという言葉を使ったのか。本作の録音は1956年で、この言葉が定着し始めた頃。High Fidelity(高忠実度、高再現性)の略なので、原曲を無理に崩さない忠実な演奏、というか秩序立った演奏といいたいのだろう。それを表現したジャケット写真が、電子回路の向こうにリー・コニッツの顔。

1. Kary's Trance
2. Everything Happens To Me
3. Sweet And Lovely
4. Cork 'N' Bib
5. All Of Me
6. Star Eyes
7. Nesuhi's Instant
8. Indiana

Tracks 1 - 4
Lee Konitz - alto saxophone, tenor saxophone
Billy Bauer - guitar
Arnold Fishkin - bass
Dick Scott - drums
Recorded on October 16, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

Tracks 5 - 8
Lee Konitz - alto saxophone, tenor saxophone
Sal Mosca - piano
Peter Ind - bass
Dick Scott - drums
Recorded on September 9, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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