本田竹曠 / EASE

本田は岩手県宮古市で生まれで、国立音大ピアノ科卒であることは良く知られている。しかし、中野区立第9中学校で学んだことは知られていないだろう(どうでもいい話であるが、自分は第7中学校卒なのである)。そして、スイングジャーナル選定ゴールド・ディスクを受賞したこのアルバムに関しては、なぜか今まで全く知らなかった。スイングジャーナルを毎月欠かさず購入し、情報収集していたにもかかわらず。

いろいろと考えてみると、理由は1978年3月結成されたフュージョンバンド『ネイティブ・サン』にあることが分かった。ジャズ界にフュージョンの嵐が吹き始めた70年代半ば。スイングジャーナルの記事や広告からフュージョンに関するものは全て読み飛ばしていた。このEASE - Earthian All Star Ensembleは、ネイティブ・サンの流れを汲んでいると勝手に思ったのだろう。Amazonで別のアルバムを探していた時、中古387円と出て来たので、中身を調べずにクリックしたアルバム。それぞれが親分肌のメンバーを集めたグループだったが、この1枚で終わったようだ。全員4番バッターだと、野球はつまらないのと同じ。

1. Ease
2. Cha-Cha-Cha
3. Soque Heiliant
4. Bird In The Yard
5. Is It True
6. Mr. Monster
7. Major To Minor
8. Savani
9. Sea Dream

峰厚介 - tenor saxophone, soprano saxophone
植松孝夫 - tenor saxophone
向井滋春 - trombone
本田竹曠 - piano
岡田勉 - bass
村上寛 - drums

Recorded on September 2, 3, 5 & 10, 1992 at Music Inn Studio.

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