Horace Silver / Finger Poppin'

CD帯は「黄金時代の開始を告げた中期レギュラー・クインテット第1弾」と始まっている。ホレス・シルバーのアルバムは10枚以上所有しているが、時系列的にはあまり捉えて来なかった。ドラマーは入れ替わっているものの、1959年1月録音の本作から、64年1月録音のアルバムSong For My Fatherの前半セッションまでの5年間、不動のメンバーが続いていたことに気付いた。

シルバーは、ブルー・ミッチェルとジュニア・クックによるフロント2管との相性が良かったのだろう。もちろん、本作を録音する時点では、先のことなど気にしていないはず。だが、ジャケットに写るシルバーを見ると、「新たな出発だ!」という表情。全8曲がシルバーの作品であるが、残念なのは新生グループのテーマとなるような曲がないこと。

1. Finger Poppin'
2. Juicy Lucy
3. Swingin' The Samba
4. Sweet Stuff
5. Cookin' At The Continental
6. Come On Home
7. You Happened My Way
8. Mellow D

Junior Cook - tenor saxophone
Blue Mitchell - trumpet
Horace Silver - piano
Gene Taylor - bass
Louis Hayes - drums

Recorded on January 31, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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