ハンコックのこのアルバムは、かなり高い評価を受けている。しかし、あらためて聴くと、アルバム全体としてのメリハリを感じない。やれることをやっただけ、という感じ。管楽器とドラムが弱い。誰も引っ張っていない。ハンコックがお客さんみたいになっている。もっと暴れていいのに。素直になり過ぎ。それが、このアルバムのコンセプトだったのだろう。
CD帯から。「BN史上、最も美しい永遠の名作。ホーン・アンサンブルに彩られた極上のピアノトリオ演奏。リリカルで瑞々しいピアニズムは時代を超えて愛される」。同時期、チック・コリアは、斬新なアルバムNow He Sings, Now He Sobsを録音。この時点では、コリアに間違いなく軍配。
1. Riot
2. Speak Like A Child
3. First Trip
4. Toys
5. Goodbye To Childhood
6. The Sorcerer
Jerry Dodgion - alto flute (except track 3)
Thad Jones - flugelhorn (except track 3)
Peter Phillips - bass trombone (except track 3)
Herbie Hancock - piano
Ron Carter - bass
Mickey Roker - drums
Recorded on March 6 & 9, 1968 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.