Herbie Hancock / Head Hunters

1973年録音。所有していたLPは、小倉エージ氏がライナーノーツを担当。まぁ、感想文なのだが、本作をとりあえず「ファンキー・ミュージック」と称し、以下のようにまとめている。「はたしてお堅い音楽ファンの多い日本にあっては、どれぐらいの指示が得られるものか。いや、それまたどうでもいい話、軟弱といわれようが、なんといわれようが、いいものはいいのに決まっていて、ともかくごきげんになっちゃうのであります」。

小倉氏自身は、軟弱と言われていることを恐れながら絶賛している。同年、キース・ジャレットはソロ・コンサートに臨んだ。どちらにしても、従来のジャズの枠組みを取り外そうとしたことは事実だ。本作の演奏内容はデジタル的であるものの、録音当時はまだまだアナログの時代。ヘッド・ハンターズ君の口はアナログなのである。

1. Chameleon
2. Watermelon Man
3. Sly
4. Vein Melter

Herbie Hancock - Fender Rhodes electric piano, hohner D6 clavinet, ARP odyssey synthesizer, ARP soloist synthesizer
Bennie Maupin - soprano and tenor saxophones, saxello, bass clarinet, alto flute
Paul Jackson - electric bass, marimbula
Bill Summers - congas, shekere, balafon, agogo, cabasa, hindewhu, tambourine, log drum, surdo, gankogui, beer bottle
Harvey Mason - drums

Recorded in September 1973 at Wally Heider Studios, Different Fur Trading Co., San Francisco, CA.

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