フォークジャンボリー / 1971年全日本フォークジャンボリー

1970年と71年のフォークジャンボリーを続けて聴くと、ここに変曲点があったという気がする。アングラからメインストリームへの転換。その象徴が吉田拓郎の出現であり、加川良や六文銭の台頭である。このフェスティバルの一週間前にバングラデシュ・コンサートがニューヨークであった。この頃、アメリカのフォークやロックは世界を見ていた。日本のフォークは自己のみを見ていた。どうだろう。比較しても意味はないだろうか。

斉藤哲夫「俺たちの時代」の一節。

よく聞いてほしい
夢がないわけじゃない
その日は いつかやって来るはずだ
すべてが すべてが変わりだし すべてが廻り出す
すべてが 新しい流れに
暗やみをこえて 光あるどこかへ

Disc 1
1. 教訓Ⅰ / 加川良
2. 遠い世界に / 藤原秀子
3. 人間なんて / 吉田拓郎
4. 雨が空から降れば / 六文銭
5. ひとりぼっちのお祭り / 六文銭
6. 面影橋から / 六文銭
7. こんなに遠くまで / のこいのこ
8. 赤色エレジー / あがた森魚
9. 僕は一体だれでせう / 野沢淳司
10. 秋田竹刀打ち唄 / 山平和彦とマイ・ペース
11. 自転車にのって / 高田渡・岩井宏・加川良
12. かみしばい / 岩井宏

Disc 2
1. 教訓Ⅱ / なぎらけんいち
2. サラリーマンをバカにしてはダメよ / 岩井宏
3. カレーライス / 遠藤賢司
4. サーカスにはピエロが / ザ・ディランⅡ
5. かくれんぼ / はっぴいえんど
6. 春よ来い / はっぴいえんど
7. もしも / 武蔵野タンポポ団
8. 俺たちの時代 / 斉藤哲夫
9. 俺とボビー・マギー / 中川五郎
10. お前と俺 / 加川良

1971年8月7, 8, 9日

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