116人のプレイヤーのアルバムを、それぞれ10枚・5枚・4枚という3段階に分けて紹介している。つまり、数百枚のアルバムを掲載。これは毒である。所有していないアルバムを見つけると、どうしても聴きたくなる。そして、無意識にアマゾンで検索を始める。
この増刊号が発売された当時はアマゾンなんてなかった。なので、気になるアルバムをメモして渋谷のディスクユニオンに中古LPを探しに通ったものだ。その頃、給料は現金支給だった。アパートの家賃を払いレコード代を確保し、残ったお金で安い酒を買い生活していたのが懐かしい。古いジャーナルは、当時の生活を思い出させてくれる。