安富祖貴子 / 魂

沖縄・金武(きん)出身の安富祖貴子(あふそ・たかこ)のファーストアルバム。タイトルは『魂』で『Kon』と読ませている。ビートルズのHere Comes The Sunや、ボブ・ディランのJust Like A Womanを取り入れていることが、単なるジャズボーカリストでないことを示している。そして、ジャズのトラディショナルであるWork SongやMoanin'が新鮮に感じる。

全12曲、どれも「魂」が込められたボーカルである。そんな中で、1曲を選べと言われれば、間違いなくラストのTennessee Waltz。日本人には馴染み深いテネシー・ワルツであるが、これほどストレートな唄い方を他には知らない。

1. Work Song
2. I'm A Fool To Want You
3. Here Comes The Sun
4. Everything Must Change
5. My Favorite Things
6. Just Like A Woman
7. Smooth Operator
8. I Loves You Porgy
9. My Baby Just Cares For Me
10. Hero (a.k.a. The Wind Beneath My Wings)
11. Moanin'
12. Tennessee Waltz

安富祖貴子 - vocals
井上陽介 - bass, arrange
大隅寿男 - drums
安井さち子 - piano
知念嘉哉 - guitar
川嶋哲郎 - tenor saxophone
金子雄太 - organ

録音 2005年11月5 - 10日

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