アルバムの日本語タイトルは『苦悩の人々』。パート1が17分8秒、パート2が23分6秒。タイトル通り、40分余り重苦しい響きが続く。
ジャケットも極めてシンプルながら、黒人の女性が右手を頬に付けてうつむき加減の眼差し。まるでジグソーパズルの1つのピースが置かれているようにも見えてくる。AEOCのメンバーが伝えたかったのは、黒人問題、貧困問題…。このピースが置き去りにされてしまったと主張しているのか。1969年当時の社会と照らし合わせれば、何かの回答が得られるかも知れない。なお、本作はフランスの Pathé-Marconi(パテ・マルコニ)というマイナーレーベルに録音したもので、CD化されていない。
1. People In Sorrow - Part 1
2. People In Sorrow - Part 2
Lester Bowie - trumpet, percussion instruments
Malachi Favors Maghostut - bass, percussion instruments, vocals
Joseph Jarman - saxophones, clarinets, percussion instruments
Roscoe Mitchell - saxophones, clarinets, flute, percussion instruments
Recorded on July 7, 1969 in Boulogne, Paris.