残念ながら、この貴重なライブ音源はCD化されていない。LPでも再発されていないので、完全な廃盤状態にある。まだ現役を続けているチャールス・ロイド。その不満はないのだろうか。ロイドとしては、40年近く前のライブなので、今さら騒ぎ立てても仕方ないということなのか。しかしである。聴き手側の立場で言えば、長い時間を経ても最高の演奏を最高の音質で聴きたいのだ。LPを手放してしまった自分のたわごとになるのだが。
さて、本作はミシェル・ペトルチアーニの参加が最大の聴きどころで、聴衆の反応も非常に良い。そして、何と言ってもForest Flowerの再演。1966年9月のモンタレー・ジャズ・フェスティバルでは、キース・ジャレットがバックを務めた。それから16年後、同じフェスティバルでペトルチアーニが見事なパフォーマンスを見せたのである。やはり、この時のライブ音源をコンプリートな形で聴いてみたいのだ。
1. The Call
2. Wind In The Trees
3. Very Early / Michel
4. Forest Flower - Sunrise / Sunset
Charles Lloyd - flute, oboe, tenor saxophone
Michel Petrucciani - piano
Palle Danielsson - bass
Son Ship Theus - drums
Recorded in July 1982 at The Montreux Jazz Festival.