Charles Lloyd / In Europe

ジャケットは明らかにロック。ジャケットに手間をかけたアトランティック・レーベルに拍手を送りたい。1960年代のチャールス・ロイドの音楽を見事にジャケットで表現した。1966年9月、モントルー・ジャズ・フェスティバル。名曲Forest Flowerで大噴火したロイド・グループ。それまでのジャズの様態とは全く違ったアプローチだった。リズムではなく、インタープレイでもなく、フレーズで観客をなぎ倒した。

10月には同じメンバーでノルウェーへ乗り込んだ。Forest Flowerも演奏したらしいが、彼らが勝負したのはジャズ本来のアドリブを中心としたパフォーマンス。アルバムとしては大きな反響はなかったが、自分たちの方向性を確認するヨーロッパ演奏になったのだろう。演奏会場はオスロのAulaen Hall(オウラエン・ホール)。観客の拍手が非常に不自然で被せた感じ。ライブらしくないライブアルバム。

1. Tagore
2. Karma
3. Little Anahid's Day
4. Manhattan Carousel
5. European Fantasy
6. Hej Da!

Charles Lloyd - tenor saxophone, flute
Keith Jarrett - piano
Cecil McBee - bass
Jack DeJohnette - drums

Recorded on October 29, 1966 at "Aulaen Hall", Oslo, Norway.

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