Albert Ayler / Prophecy

CD化でアルバムBellsと統合され、アルバムBells / Prophecyとなった。

1. Spirits
2. Wizard
3. Ghosts: First Variation
4. Prophecy
5. Ghosts: Second Variation

Albert Ayler - tenor saxophone
Gary Peacock - bass
Sunny Murray - drums

Recorded on June 14, 1964 at Cellar Cafe, NYC.

Albert Ayler / Witches And Devils

1964年2月24日、アイラーはニューヨークのアトランティック・スタジオで次の2つのセッションに臨んだ。アイラーとトランペット、ベース、ドラムによるセッション(ただし、ベーシストは曲目で入れ替え)。アイラーとピアノ、ベース、ドラムのセッション。前者がこのアルバムWitches And Devilsに、後者がアルバムGoin' Home(LPでのタイトルはSwing Low, Sweet Spiritual)に収録された。

前者が和音(ピアノ)を廃してフロント2管にすることで浮遊感を表し、後者はピアノによって曲の骨格を明確にしている。ちなみに、LPのジャケットは「魔女と悪魔」に無理やり合わせたようなレイアウトで陳腐だったが、CDではアイラーの写真に変わっている。

1. Witches And Devils
2. Spirits
3. Holy, Holy
4. Saints

Albert Ayler - tenor saxophone
Norman Howard - trumpet
Henry Grimes - bass (tracks 2,4)
Earle Henderson - bass (tracks 1,3)
Sunny Murray - drums

Recorded on February 24, 1964 at Atlantic Studios, NYC.

Albert Ayler / Goin' Home

アルバート・アイラーの本質はこのアルバムにある。彼の演奏は決してフリージャズに位置付けられるものではなく、根っこがブルースでもない。マーチなのだ。このアルバムは、かつてDIWレーベルからSwing Low Sweet Spiritualというタイトルでリリースされた。もちろんLPは所有していた。そして、3曲追加となったCDとして再リリース。LPでは、1982年11月29日付けで油井正一氏がライナーノーツでこう切り出している。

「1970年11月25日、三島由紀夫が自衛隊本部に突入して壮烈な割腹自殺遂げたニュースは我々を驚かせたが、その翌日アメリカからとびこんできたニュースは、さらに衝撃的であった。アルバート・アイラーの変死体がニューヨークのイースト・リバーに浮かんでいるのが発見されたというのである」。もう50年前の出来事。このアルバムでアイラーが伝えたかったことは、「生への賛歌」だったはずなのだが。

1. Goin' Home
2. Ol' Man River
3. Down By The Riverside
4. Swing Low, Sweet Chariot
5. Deep River
6. When The Saints Go Marchin' In
7. Nobody Knows The Trouble I've Seen
8. Ol' Man River [take 1]
9. Swing Low, Sweet Chariot [take 1]
10. Down By The Riverside [take 5]

Albert Ayler - tenor saxophone, soprano saxophone
Call Cobbs Jr. - piano
Henry Grimes - bass
Sunny Murray - drums

Recorded on February 24, 1964 at Atlantic Studios, NYC.