このアルバムのWikipediaには、「ブラジル音楽色の強いフュージョンの傑作」「明らかにショーターの最重要作の一つであるアルバム」と書かれている。聴く人によっては、そう感じるのだろう。自分としては、ブラジル音楽は良く知らないし、フュージョンには興味がないので、駄作としか思えない。
ショーターなら、ミルトン・ナシメントと組んで新たなジャズの可能性を示してくれると思い、購入したのだが…。言葉は悪いが余興としか思えない。1970年8月に録音したショーター名義のアルバムOdyssey Of Iskaから4年振りに取り組んだリーダーアルバム。在籍中のウェザー・リポートとは180度異なる色を出そうとしたのだろう。その答えの一つが「ブラジル」というのは、安易に思えて仕方ないのだ。
1. Ponta De Areia
2. Beauty And The Beast
3. Tarde
4. Miracle Of The Fishes
5. Diana
6. From The Lonely Afternoons
7. Ana Maria
8. Lilia
9. Joanna's Theme
Wayne Shorter - soprano saxophone, tenor saxophone
Milton Nascimento - guitar, vocals
David Amaro - guitar
Jay Graydon - guitar
Herbie Hancock - piano, keyboards
Wagner Tiso - organ, piano
Dave McDaniel - bass
Roberto Silva - drums
Airto Moreira - percussion
Recorded on September 12, 1974 at The Village Recorder, Los Angeles, CA.