Miles Davis / Agharta

1975年2月1日、大阪フェスティバルホールで昼と夜のコンサート。午後4時スタートの昼の部がアルバム『アガルタ』、インターバル1時間後の夜の部がアルバム『パンゲア』に収録された。ライナーノーツには、児山紀芳氏によるマイルスへのインタビュー(1/31と2/1)が長文で掲載されている。その終わりに、次のようなマイルスの言葉があった。

「音楽というのは、不思議なものだ。なぜ、こうも変化するのだろう。変化が私の人生だからだろうか。その私の人生は、決してオープン・ブックではない。だから私の音楽も秘められた部分が多い。人々は、モードだのドリアン・モードだのフリジアン・モードだのエレクトロニクスなどなど、を私たちと同じようには理解していない。でも、それはそれでいいのだ。分らないからこそ、人々は驚きを得る。音楽を通して驚きを体験できるなんて、素晴らしいことじゃないか」。

LPのライナーノーツには「このレコードは住宅事情の許すかぎり、ボリュームを上げて、お聴き下さい。」と記載されていたが、CDではカット。中途半端な音量で聴いたら、驚きを体験できないのだが。

Disc 1
1. Prelude
2. Maiysha

Disc 2
1. Interlude / Theme From Jack Johnson

Miles Davis - trumpet, organ
Sonny Fortune - alto saxophone, soprano saxophone, flute
Reggie Lucas - guitar
Pete Cosey - guitar
Michael Henderson - bass
Al Foster - drums
Mtume - percussion

Recorded on February 1 (noon part), 1975 at Osaka Festival Hall, Japan.

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