McCoy Tyner / Revelations

マッコイのこのソロアルバムの存在は、まったく知らなかった。それは、1987年6月録音のアルバムSummertimeを聴いて、もうマッコイには期待できないと感じたからである。最近、アマゾンで格安の中古輸入盤を見つけ購入してみた。全13曲でそれぞれ4分から6分程度の演奏。マッコイの作品は、その中の5曲。

プロデュースしたMichael Cuscuna(マイケル・カスクーナ)が解説を書いている。ニューヨークのリンカーンセンター近くにある小さなコンサートホールMerkin Hallのステージを3日間使って録音。リハーサルで最初にDon't Blame Meを弾き、そのプレイバックを聴いてマッコイをこう言ったそうだ。"Boy, I must be in a mood to do this!"(これはいいぞ、やる気が出て来た!)。13曲を1回か2回のテイクで完成させたらしい。1972年11月に東京で録音したソロアルバムEchoes Of A Friendから16年。タイトルをRevelations(黙示録)としたのは、マッコイが新たな自分の力を感じたということだろうか。だとすれば、ブルーノートはジャケットに手抜きをすべきではなかった。

1. Yesterdays
2. You Taught My Heart To Sing
3. In A Mellow Tone
4. View From The Hill
5. Lazy Bird
6. Don't Blame Me
7. Rio
8. How Deep Is The Ocean?
9. Someone To Watch Over Me
10. Contemplation
11. Autumn Leaves
12. Peresina
13. When I Fall In Love

McCoy Tyner - piano

Recorded on October 25 (tracks 2, 5, 6, 9 & 10), 26 (tracks 1, 3, 7, 8 & 13) and 27 (tracks 4, 11 & 12), 1988 at Merkin Hall, NYC.

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