Miles Davis / Miles In Berlin

マイルス自叙伝②には、1964年7月の日本公演からの帰国直後のことが書いてある。『ウェイン・ショーターがジャズ・メッセンジャーズを辞めたという、待ちに待った知らせが入ってきたのは、ロサンゼルスにいる時だった。〈中略〉ウェインには、オレ達全員からバンドへの参加を求める電話が殺到したはずだ。とうとう彼から電話がかかってきた時には、オレは「飛んでこい!」と叫んだ。間違いなく来るように、しかも恰好をつけて来れるようにと、ファーストクラスの切符を送ってやった。オレはそうまでしてウェインを入れたかったんだ』。

ウェイン・ショーターがマイルスグループに正式に参加し、最初のステージはロサンゼルスの「ハリウッド・ボウル」だったが、最初に録音された音源はこのアルバムである。ここに「黄金クインテット」が誕生した。しかし、演奏曲目は従来通りで、真の意味での「黄金」のスタートは、翌65年1月録音のアルバムE.S.P.と言えるだろう。

1. Milestones
2. Autumn Leaves
3. So What
4. Stella By Starlight
4. Walkin'
5. Go-Go [Theme And Announcement]

Miles Davis - trumpet
Wayne Shorter - tenor saxophone
Herbie Hancock - piano
Ron Carter - double bass
Tony Williams - drums

Recorded on September 25, 1964 at Philharmonie Hall, Berlin, Germany.

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