Thelonious Monk / Thelonious In Action

1958年8月7日のファイブ・スポットでのセッションは、アルバムMisteriosoと本作に分散されている。従って、本作はMisterioso Vol.2的な位置づけなのだが、全く違うタイトル、全く違うジャケット。どちらも58年中にリリースされている。当然ながら、レーベルはどちらも同じリバーサイド。だが、原盤の番号を調べると、本作はRLP 12-262、MisteriosoはRLP 12-279となっている。つまり、MisteriosoはThelonious In Action Vol.2と言っても良いのだ。

2枚のアルバムを続けて聴くと、演奏自体は甲乙つけがたいが、本作は全体としてやや平坦な感じ。Misteriosoは、モンクのピアノソロによるJust A Gigolo、そしてアート・ブレイキーの飛び入り参加もあってか、観客がかなり盛り上がりライブの雰囲気がよく伝わってくる。それ以上に、ジャケットが逸品。アルバムに於けるジャケットの重要性が、同日のライブ演奏を収録したこの2枚からよく分かる。

1. Light Blue
2. Coming On The Hudson
3. Rhythm-A-Ning
4. Epistrophy - Theme
5. Blue Monk
6. Evidence
7. Epistrophy - Theme
8. Unidentified Solo Piano
9. Blues Five Spot
10. In Walked Bud / Epistrophy - Theme

Johnny Griffin - tenor saxophone
Thelonious Monk - piano
Ahmed Abdul-Malik - bass
Roy Haynes - drums

Recorded on August 7, 1958 at The Five Spot Cafe, NYC.

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