Keith Jarrett / Standards, Vol.1

本作品は、こう紹介されている。「それまでオリジナル曲を中心に演奏していたキース・ジャレットが、ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットという究極のメンバーと共に、初めて本格的にスタンダードナンバーに取り組んだ1枚。現代ジャズ・ピアノトリオの礎を築いた歴史的傑作としても特筆される。ピーコックとディジョネットを加えた“スタンダーズ・トリオ”の記念すべき第1作」。しかしながら、所有するLPとCDにはThe Standards Trioの記載はなく、Keith Jarrett Trioとなっている。本作以降のアルバムも同様である。つまり、The Standards Trioとはマスコミが勝手につけた名称なのだ。

油井正一氏によるライナーノーツには、「ピアノプレイヤーとしてのキース・ジャレットは、超をつけてもいいくらいの一流である。そうした意味で、ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットという、各楽器の超一流奏者でつくったトリオによる本アルバムは、正直いって〈ケルン・コンサート〉以後僕の最も気に入った作品となった」とある(1983年9月4日付け)。残念ながら、どこが気に入ったのかを書いていないが、自分はこの3人の根底にある「スピード感」だと思っている。

1. Meaning Of The Blues
2. All The Things You Are
3. It Never Entered My Mind
4. The Masquerade Is Over
5. God Bless The Child

Keith Jarrett - piano
Gary Peacock - bass
Jack DeJohnette - drums

Recorded on January 11 & 12, 1983 at The Power Station, Manhattan, NYC.

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