Keith Jarrett / Hamburg '72

ECMの戦略というか、気まぐれはよく分からない。1972年6月のライブ演奏を2014年11月にリリース。なぜに42年間も倉庫にテープをしまって置いたのか。チャーリー・ヘイデンが2014年7月11日に他界したため、急遽リリースを決めたのだろうか。ちなみに、ポール・モチアンは2011年11月22日に他界。

そして、ピアノを離れ、サックス、フルートを吹き、パーカッションを叩くキースに観客はどう感じたのか。ジャケット内には、そんなキースの姿を捉えた写真が数枚掲載されている。キースは、ピアノ以外の楽器を使いこなすが、それをライブで行うのは珍しい。所有アルバムのデータを調べたところ、本作だけであった。最終曲はヘイデン作の「チェ・ゲバラに捧げる歌」。本作の中でも珠玉のでき。1969年4月録音のヘイデン名義のアルバムLiberation Music Orchestraに挿入されている。そんな曲をライブで演奏したにもかかわらず、ヘイデン存命中にリリースしなかったECMの罪は重い。

1. Rainbow
2. Everything That Lives Laments
3. Piece For Ornette
4. Take Me Back
5. Life, Dance
6. Song For Che

Keith Jarrett - piano, soprano saxophone, flute, percussion
Charlie Haden - double bass
Paul Motian - drums, percussion

Recorded on June 14, 1972 at NDR Jazz Workshop, Hamburg, West Germany.

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