Sonny Rollins / The Way I Feel

ご機嫌な感じのIsland Ladyで幕を開けるアルバム。ロリンズはいつものように豪快にサックスを吹くのだが、いま一つ炸裂し切れていない感じ。それは、バックの音が多過ぎるからだ。録音データを見ると、9人編成のブラス・セクションが全7曲中の5曲に入っている。録音は1976年8月と10月。日付を特定していないということは、ブラスはリミックスされたのだろう。プロデューサーはオリン・キープニュース。

輸入盤CDのジャケット裏に、ブラスのアレンジはWade Marcus(ウェイド・マーカス)と記載されている。キープニュースは、ブラスの仕上げをロリンズ抜きでマーカスに任せたということだろうか。そんな情報を仕入れてしまうと、Island Ladyでご機嫌になる聴き手が、だんだん不機嫌になってしまう。The Way I Feelの「I」ってロリンズではなくキープニュースなのか?

1. Island Lady
2. Asfrantation Woogie
3. Love Reborn
4. Happy Feel
5. Shout It Out
6. The Way I Feel About You
7. Charm Baby

Sonny Rollins - tenor saxophone
Lee Ritenour - guitar
Patrice Rushen - piano, electric piano, clavinet, synthesizer
Charles Meeks - electric bass (tracks 1,2,4-5)
Alex Blake - bass (tracks 3,6,7)
Billy Cobham - drums
Bill Summers - conga, percussion

Tracks 1, 2, 4, 5 & 6 - brass section
Bill Green - piccolo, flute, soprano saxophone
Oscar Brashear, Gene Coe, Chuck Findley - trumpet
George Bohanon, Lew McCreary - trombone
Alan Robinson, Marilyn Robinson - French horn
Don Waldrop - tuba

Recorded in August & October, 1976 at Fantasy Studios, Berkeley, CA.

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