吉田拓郎 / Shangri-la

大学のジャズ研時代でも、拓郎は聴いていた。しかし、1980年4月に社会人になって、きっぱりと聴かなくなった。理由は簡単である。一人暮らしを始め、電話もなく、テレビもなく、新聞も取らなかったから情報源が絶たれたため。月刊誌のスイングジャーナルが唯一の情報源。給料からは、毎月購入する10数枚の中古ジャズレコード代をまずは確保し、残った金で暮らしていた。

80年5月5日にリリースされたアルバムShangri-laを知ったのは、それからだいぶ先のことである。つまり、80年代は拓郎と縁が切れていた。ラスト曲「又逢おうぜ あばよ」状態が続いた。そうだ、アパートには風呂もなく銭湯通いだった。

1. あの娘といい気分
2. いつか夜の雨が
3. Bye Bye Yesterday
4. 帰らざる日々
5. 愛の絆を
6. 熱き想いをこめて
7. あの娘を待ってる街角
8. ハネムーンへ
9. 街へ
10. 又逢おうぜ あばよ

発売 1980年5月5日

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