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筒井康隆氏は、ライナーノーツでこのアルバムを絶賛している。まぁ、こき下ろす文を書かれてしまったら、掲載する訳にはいかないのだが・・・。ヨースケを聴き続けてきた自分にとっては、いたく退屈だ。そもそも、クラッシク界に乱入した理由が分からない。いくら理屈を並べても「譜面の世界」である。それを根本から嫌っていたのがヨースケ。
ヨースケの著書『即興ラプソディ―私の履歴書』には、その辺のいきさつが書かれているのだろうが、1,870円は高すぎる。せめて、このCDの付録に履歴書を付けて欲しかった。実際には、演奏者から言葉で音楽を説明されても仕方ないこと。
1. 無伴奏チェロ組曲第一番ト長調プレリュード
2. ノクターン第二番変ホ長調作品9-2
3. ラプソデイ・イン・ブルー
4. 乙女の祈り
5. ユーモレスク
6. ピアノ五重奏曲第二番第一楽章
7. ピアノ五重奏曲第二番第ニ楽章
8. ピアノ五重奏曲第二番第三楽章
山下洋輔 - piano
録音 1986年7月20日 / 大阪・ザ・シンフォニー・ホール
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