1949年10月と12月、50年1月の3回のセッションを収録。文句なしの名演奏。しかし、名盤とは言い難い。理由は3つ。まず、アルバムタイトルが不明確。文字ではなく言葉で、このアルバムを誰かに伝えるのは極めて面倒。次に、ジャケットが意味不明。タイトルと同じように、言葉にできない図柄。さらに、ジャケットにはソニー・スティット、バド・パウエル、J.J.ジョンソンの名前が記載されているが、この3人が顔を合わせたセッションは含まれていない。
全てのセッションに参加しているのは、スティットとマックス・ローチ。ジャケットから外されたローチとしては腹が立ったアルバムに違いない。アルバムのリリースが57年なので、録音テープは数年間倉庫に眠っていたことになる。「50年代初頭を飾る一枚」などという表現をしたら、恥をさらすだけだ。
1. All God's Chillun Got Rhythm
2. Sonnyside
3. Bud's Blues
4. Sunset
5. Fine And Dand
6. Fine And Dandy [alternate take]
7. Strike Up The Band
8. I Want To Be Happy
9. Taking A Chance On Love
10. Afternoon In Paris
11. Afternoon In Paris [alternate take]
12. Elora
13. Elora [alternate take]
14. Teapot
15. Teapot [alternate take]
16. Blue Mode
17. Blue Mode [alternate take]
Tracks 1 - 9
Sonny Stitt - tenor saxophone
Bud Powell - piano
Curly Russell - bass
Max Roach - drums
Recorded on December 11, 1949 (tracks 1 - 4) and January 26, 1950 (tracks 5 - 9) in NYC.
Tracks 10 - 17
Sonny Stitt - tenor saxophone
J.J. Johnson - trombone
John Lewis - piano
Nelson Boyd - bass
Max Roach - drums
Recorded on October 17, 1949 in NYC.