Sam Rivers / Fuchsia Swing Song

サム・リバースの初リーダーアルバム。1964年12月11日録音。リバースは、23年9月25日生まれなので、このとき41歳。そして、ドラムのトニー・ウィリアムスは45年12月12日生まれだから、18歳最後の日。親子ほどの歳の差がある二人が、刺激し合って本作の骨格を形成している。

全曲リバースの作品で、アルバム全体の印象は中空を浮遊するようなイメージ。聴き手に迫ってくるのではなく、しっかりと聴かないとどんどん離れていく感じ。それを捕まえるには、トニーのドラムを意識すること。ジャケットの超広角写真も「捕まえてみろ!」と言っている感じだ。

1. Fuchsia Swing Song
2. Downstairs Blues Upstairs
3. Cyclic Episode
4. Luminous Monolith
5. Beatrice
6. Ellipsis
7. Luminous Monolith [alternate take]
8. Downstairs Blues Upstairs [alternate take 1]
9. Downstairs Blues Upstairs [alternate take 2]
10. Downstairs Blues Upstairs [alternate take 3]

Sam Rivers - tenor saxophone
Jaki Byard - piano
Ron Carter - bass
Tony Williams - drums

Recorded on December 11, 1964 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

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