![](https://kubo.sakuraweb.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/Pharoah-Sanders-198703-Africa-1024x768.jpg)
最初の一音でノックアウトされる。全8曲中、ファラオ自身の曲が6曲。このアルバムでピアノ弾くジョン・ヒックス作1曲、コルトレーンのNaima、そしてスタンダード曲のSpeak Lowというバランスの取れた構成。80年代後半、ファラオはストレートでアグレッシブなジャズをやっていたのだ。
注目すべきはSpeak Lowを選曲したこと。ファラオのディスコグラフィーによると、この曲を録音したのは、このアルバムAfricaのみ。ソニー・クラークの1957年9月録音のアルバムSonny's Cribでは、ドナルド・バード、カーティス・フラー、ジョン・コルトレーンの豪華3管フロントでSpeak Lowを録音。ファラオが一本のテナーで3管に対抗した訳ではないだろうが、Naimaを含めてトレーンへの何らかの想いがあったのかも知れない。
1. You've Got To Have Freedom
2. Naima
3. Origin
4. Speak Low
5. After The Morning
6. Africa
7. Heart To Heart
8. Duo
Pharoah Sanders - tenor saxophone
John Hicks - piano
Curtis Lundy - bass
Idris Muhammad - drums
Recorded on March 11, 1987 in Monster, Netherlands.
![](https://kubo.sakuraweb.com/wp/wp-content/uploads/2022/02/Pharoah-Sanders-198703-Africa-1.jpg)