ライナーノーツによれば、岡崎正通氏が、このアルバムにおいてのベースのスコット・ラファロの存在に注目している。だが、ラファロがコールマンを誘導するようなベースラインはほとんど感じられない。むしろ、ドラムのエド・ブラックウェルとの一騎打ちである。ドン・チェリーとラファロは、味付け程度にしか参加していない。
つまり、オーネットが入念に曲想を創り上げ、メンバーを集めたとは思えないのだ。フリージャズというカテゴリーに当てはまるとしても、残念ながら雑な作りになっている。4人のメンバーの自由な発想が感じられない。タイトルにびっくりマークを付けるほどの驚きはない。
1. W.R.U.
2. T. & T.
3. C. & D.
4. R.P.D.D.
5. Proof Readers
Ornette Coleman - alto saxophone
Don Cherry - pocket trumpet
Scott LaFaro - bass
Ed Blackwell - drums
Recorded on January 31, 1961 in NYC.