The Manhattan Transfer / Vocalese

本作についてWikipediaではこう解説している。The album's title Vocalese refers to a style of music that sets lyrics to previously recorded jazz instrumental pieces. The vocals then reproduce the sound and feel of the original instrumentation.(アルバムのタイトルVocaleseは、以前に録音されたジャズのインストルメンタル作品に歌詞を設定する音楽のスタイルを示している。そして、ボーカルはオリジナルの楽器のサウンドや雰囲気を再現)。

例えば、Thad Jones(サド・ジョーンズ)の作品である4曲目のTo Youは、ピアノがTommy Flanagan(トミー・フラナガン)、ベースがRichard Davis(リチャード・デイビス)、ドラムがPhilly Joe Jones(フィリー・ジョー・ジョーンズ)とクレジットされている。だが、このトリオによる録音データは示されていない。オリジナルを再現するという意味では、これはルール違反ではないだろうか。ちなみに、フィリーは本作が録音される直前の1985年8月30日に他界。

1. That's Killer Joe
2. Rambo
3. Airegin
4. To You
5. Meet Benny Bailey
6. Another Night In Tunisia
7. Ray's Rockhouse
8. Blee Blop Blues
9. Oh Yes, I Remember Clifford
10. Sing Joy Spring
11. Move

The Manhattan Transfer: Cheryl Bentyne, Tim Hauser, Alan Paul, Janis Siegel
Produced by Tim Hauser

Recorded in Autumn 1985.

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