Sonny Clark / Sonny Clark Trio [Time]

スイングジャーナル選定ゴールド・ディスク。本作をリリースしたレーベルTimeは、60年代半ばから活動を停止。そのため、廃盤状態にあった本作が再リリースされたので、ゴールド・ディスクに選定されたのだろう。全曲、ソニー・クラーク自身の作品で構成されていて、それぞれの曲を他のアルバムで聴く機会がないため地味に感じる。別の言い方をすれば「玄人好み」か。

LPのライナーノーツで、佐藤秀樹氏がクラーク本人のコメントを載せている。「このリズムセクションは豊富な経験を持っているし、望むままのことが直ぐに出来るんだ。ジョージは本当に見事なビートと立派なサウンドを持っているし、彼の使う音符は常に選び抜かれている。マックスはスイングする才能を別にしても、いつも文句ない演奏を見せる。彼はこのトリオを完全にしてくれた。2人はピアニストにとって理想のメンバーだ」。ならば、続編があるのではと思ったが、クラークのディスコグラフィーを調べたところ、このトリオでの演奏は本作のみであった。

1. Minor Meeting
2. Nica
3. Sonny's Crip
4. Blues Mambo
5. Blues Blue
6. Junka
7. My Conception
8. Sonia

Sonny Clark - piano
George Duvivier - bass
Max Roach - drums

Recorded on March 23, 1960 at Capitol Studios, NYC.

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