Lou Donaldson / Blues Walk

Ray Barretto(レイ・バレット)のコンガが見事なスパイスとなっていて、小気味よいアルバム。そして、くつろいだセッションの雰囲気が伝わってくる。だが、ルー・ドナルドソンのディスコグラフィーを見ると、たった一日の録音であったが苦労したことが分かる。収録曲順のテイク数は、15, 13, 5, 2, 10, 11となっているのだ。タイトル曲Blues Walkは、15回目でようやくOKが出たということ。

これは想像でしかないが、コンガの味加減が難しかったのだと思う。主役はあくまでもドナルドソンのアルトサックス。それを引き出すのがコンガ。とは言ってもドラムとぶつかっては台無し。アルバムBlues Walkはドナルドソンの代表作の一つだが、計算して創り込まれたことが分かる。

1. Blues Walk
2. Move
3. The Masquerade Is Over
4. Play Ray
5. Autumn Nocturne
6. Callin' All Cats

Lou Donaldson - alto saxophone
Herman Foster - piano
Peck Morrison - bass
Dave Bailey - drums
Ray Barretto - congas

Recorded on July 28, 1958 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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