Lee Morgan / City Lights

ブルーノート史上、最悪のジャケット。タイトルCity Lightsをイメージしてデザインしたのだろうが、何も伝えるものがない。むしろ、本作の価値を下げてしまっている。タイポグラフィも手抜き。次々と企画される新鋭リー・モーガンのアルバムに裏方が対応できなかった感じだ。

つまり、50年代半ばを過ぎて、モーガンが飛ぶ鳥を落とす勢いだったことの証明でもある。全5曲中、3曲目と5曲目を除いてベニー・ゴルソンの作品。所有する輸入盤CDのジャケット内には、ゴルソンの写真が大きく掲載されている。本来ならば、ゴルソンの名前をジャケットに記すべきはずだった。ビジネス的には欠点のあるアルバムだが、落ち着きと気品がある演奏。ジャズが持っている一つの内在するエネルギーを感じる。

1. City Lights
2. Tempo De Waltz
3. You're Mine, You
4. Just By Myself
5. Kin Folks

Lee Morgan - trumpet
George Coleman - tenor saxophone, alto saxophone
Curtis Fuller - trombone
Ray Bryant - piano
Paul Chambers - bass
Art Taylor - drums

Recorded on August 25, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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