Johnny Griffin / A Blowing Session

フロント4管による、タイトル通りの吹きまくりセッション。その中でテナーサックスを3本揃えるのは珍しい。プロデューサーのアルフレッド・ライオンは、音楽的なバランスより、ブルーノートとして売り出したいメンバーを配置したのだろう。それを敢えて表面に出さず、ジャケットはジョニー・グリフィンの文字のみにして、モノトーンで仕上げている。

収録された4曲は、狙い通りの力強い演奏なのだが、アルバム全体としては緩急に乏しく印象が薄くなってしまっている。まぁ、これは仕方のない事だろう。気になるのは、ジャケットに小さくあるVOL.2の意味。ジョニー・グリフィンの初リーダーアルバムIntroducing Johnny Griffinに続く第2作ということだろうか。だが、次作The CongregationにVOL.3の記載はなかった。

1. The Way You Look Tonight
2. Ball Bearing
3. All The Things You Are
4. Smoke Stack

Johnny Griffin - tenor saxophone
John Coltrane - tenor saxophone
Hank Mobley - tenor saxophone
Lee Morgan - trumpet
Wynton Kelly - piano
Paul Chambers - bass
Art Blakey - drums

Recorded on April 6, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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