CD帯から。「キャノンボールとマイルスにその稀有な才能を認められたザヴィヌルが、ウェザー・リポート結成直前に発表した衝撃の名盤。豪華メンバーを集め、斬新なアイデアをここに凝縮」。リアルタイムで聴いたアルバムではないので、リリースと同時に「衝撃」があったのかは知らないが、これだけの豪華なメンバーをよくぞ集めるたものだ。そして、その後のウェザー・リポートの活動があったからこそ評価されたのだと思う。
そういう意味では、歴史的な名盤と位置付けられるのだが、問題はジャケット。真正面からのどアップの必要があったのか。多少なりに工夫すれば、人気は高まったはず。所有するアルバムから、モノクロの顔写真どアップを2枚選んだ。アルバムHard RainとTutuで、ディランとマイルスは明らかに何かを訴えている。ザヴィヌルは不安げな感じなのだ。
1. Doctor Honoris Causa
2. In A Silent Way
3. His Last Journey
4. Double Image
5. Arrival In New York
Joe Zawinul - acoustic and electric piano
Herbie Hancock - electric piano
George Davis (tracks 1-3,5), Hubert Laws (track 4) - flute
Woody Shaw (tracks 1,2,4,5), Jimmy Owens (track 3) - trumpet
Earl Turbinton (tracks 1-3,5), Wayne Shorter (track 4) - soprano saxophone
Miroslav Vitous, Walter Booker - bass
Billy Hart, David Lee, Joe Chambers - percussion
Jack DeJohnette - melodica (track 3), percussion (track 4)
Recorded on August 6, 10 & 12, 1970 at Atlantic Recording Studios, NYC.